シロップ×シロップ  【完結】
「出口を見張ってたんだろうね。」
暗がりからヒロキが現れた
「やっぱり奈美はまだ、屋内にいる可能性が高い・・・・・・戻ろうか」
咲子の肩をポンと叩く

「ハ・・・ハットリくんッ!!!」

「???」
感激に震える咲子を不思議そうに見ながら、建物の中に戻るヒロキ


「惜しい」
廊下の先に、銃を構えた女が立っていた
「油断大敵ね」

「・・・なるほど」
肩をすくめ、両手をあげるヒロキ

「それはどんな忍術のポーズっすか?」
咲子がたずねる

「あなたも手をあげるの」
女が銃口を咲子に向ける
「早くして」
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