シロップ×シロップ  【完結】
階段を上がり、二階廊下に着く

「あ、ちょっと待ってて」
あたしはナツメの部屋とは逆の、ユイ達の部屋の方に向かった

「・・・・・・??」
リオ、ユイ、ヒロキの扉を順に見て回るあたしを、不思議そうにナツメが見ている

「・・・ふむふむ」

ナツメの所に戻ると
「OK。行きましょ♪」

「どうしたの?」

「ん、部屋の表札のシール」
ナツメが笑った
「あ〜、あれね。日高さんが発案したんだ、家紋みたいな感じ?」


― ユイが四つ葉のクローバー、リオがウサギのぬいぐるみ、ヒロキが万年筆のシールだった
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