シロップ×シロップ 【完結】

〔続いて、今日のお天気です･･･〕

テレビ画面に気象予報図が写し出される

テーブルの上には、見た目は不格好だが、努力の結晶達が並べられていた。

「･･････この目玉焼き、おいしそう」
ナツメが指さすと
「･･･美優が作りました」
うつむく友里
「うまく出来てるのは、だいたい美優が･･･」
うらめしそうに美優を見つめた

ナツメはあわてて
「大丈夫よッ！大切なのは気持ちよ？気持ちッ！！」
友里をはげます
（なにが何でもユーシンに食わせよう･･･）

「ちぃーす」
ナツメの背後のドアから、寝グセ全開のユーシンが入ってきた

「おっ♪ユーシンおはよ」
さわやかな笑みを浮かべるナツメ