シロップ×シロップ  【完結】
「という事で、我々は仲間の所に戻ります」
電話を終えたヒロキが、刑事に挨拶した

「わかりました。なにかありましたら連絡すると思いますが・・・」

「いつでもどうぞ」


部屋を出るのと入れ違いに、制服姿の警官が駆け込んできた
「警部!」

「どうした?」

「それが・・・純金の一部が発見出来ないんです」

「・・・と、いうと?」

「砕かれた金を集めてみたんですが、持ち主から報告されていた像の重さに、二割ほど足りないんです」

「そ、そんな訳あるかッ。もっとよく探せ!」
警部が怒鳴る声が、廊下にまで聞こえた
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