シロップ×シロップ  【完結】
「ボクは、自分の好きだって気持ちを、表に出すのが恥ずかしい事の様に思えてたんだ・・・」

静かに打ち寄せる波を見つめた

(自分の中にある気持ちを押し隠しても、この波の様に、繰り返し、終わりなく波打つだけなんだ・・・。)


ユイはゆっくり立ち上がると、右手を差し出した
「ライバルになっちゃうけど・・・何があっても、ボクら2人の関係は、今まで通りだよ?」

― 静かな目だった

明らかに、ユイの中で何かが変わった・・・
視線を受け止めながら、ナツメは驚いていた
< 572 / 1,191 >

この作品をシェア

pagetop