シロップ×シロップ  【完結】
お互いに緊張しているのがわかる。

(・・・・・・・・・も〜、早くしてッ!!)
自分の心臓の高鳴りに、耐え切れそうにない

友里はまぶたをギュッと閉じた


「・・・・・・オレ、好きな奴いるんだ」
つぶやく様な言葉が聞こえた




― 初めて聞くユーシンの声だな、と友里は思った
「・・・・・・・・・そっか」
顔をあげる

ユーシンはうつむいたままだった。
こんなユーシンを見るのも初めてだ

「ありがと!ハッキリ言ってくれてさッ♪」
バシッと、ユーシンの背中を叩く

「いてッ!」

「バッカだね〜。黙って二股かけちゃえばいいのに」

「はッ!?ンな事すっかよッ!!!」
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