シロップ×シロップ  【完結】
(・・・ほっとこう)
あたしは黙って食事を続ける事にした

おじいちゃんが大切にしてた下宿館をそのままにする
・・・これについては、彼ら二人も異存はないはずだ

あたしが言ってる通りにするしか方法はない

いずれ気づいてくれるだろう

「そうか!」
パパがポンッと手を叩いた

「あったよ、すべて丸くおさまる方法が!」

「ほんとに?寂しくない方法よ?」

「ああ、もちろんさ♪」

(・・・なんですと?)
そんなミラクルな策があるなら、別にそれでもいいけど

あたしは黙ってティーカップに手を伸ばした
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