シロップ×シロップ  【完結】
「参ったなぁ〜」
立ち登る湯気の中、ナツメはため息をついていた

ユイはユイで、何やら気になる事でもあるのか、考え込んでいるし、ユーシンにいたっては、さっきから一言も言葉を発していない

「・・・・・・・・・。」
異様な3人に囲まれ、ヒロキは考えたあげく「・・・やれやれ」と、つぶやいた
「ナツメ。なぜ奈美に男だとバラしたんだ?」

「え?」
ナツメがヒロキの顔を見る

無言だったユーシンも反応した
「は?ナツメが男?」

「メリットがない行動じゃないか」
ヒロキが不思議そうに、チラリとユーシンを見ながら、話を続けた
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