シロップ×シロップ  【完結】
「奈美に避けられ、危うく屋敷から出て行ってしまう所だった・・・予想出来るだろう?」

「あ〜。ヒロキにはまだ言ってなかったね」
ナツメが束ねた髪の先を指でねじりながら
「俺、奈美ねらってるんだ」

― ヒロキとユーシンがポカンとする

「ねらうって、つまり付き合いたい・・・と?」
ヒロキの言葉にナツメがうなずく

「なッ、なにぃぃッ!!?」
ユーシンが急に立ち上がり、水しぶきが飛ぶ

「そんなにビックリ?」
ナツメがいたずらっぽく笑った

「・・・・・・・・・。」
ヒロキがユイをチラリと見た
驚いている様子はない
(知っていたのか・・・)
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