シロップ×シロップ  【完結】
ヒロキはナツメの意図がわからず
「女性は、男の腕の中で進化するものだと、俺は思っている。だからプロポーションは関係ない」

「・・・・・・・・・。」
ナツメが真剣な表情になった
「特定の恋人を作るつもりは?」

― ナツメは、本島で二手に別れ、合流した後の、奈美の微かな変化に気づいていた

もちろん、誤解かもしれない

だが、確認しなければ、自分がいつまでも疑いを持つままになる

奈美もヒロキも大切な存在だ

疑いを抱いたままの自分がイヤだった

「ちょっと待てよッ!」
うろたえまくっているユーシンが叫んだ
< 620 / 1,191 >

この作品をシェア

pagetop