シロップ×シロップ  【完結】
「俺とユイが花火大会か・・・」
ヒロキは自分の出したチョキを見ながらつぶやいた

「じゃ、よろしく♪」
ナツメが手をあげ、女子達の方へ戻りかけたが・・・
「そうだ」
くるりと振り返り、ヒロキと肩を組むと
「俺、奈美の好きな相手って・・・ヒロキだと思ってるんだ」
と、耳元でささやいた

「まさか(笑)」
ヒロキが笑うと
「まさかじゃなかったら・・・どうする?」
ナツメは空を見上げながら
「奈美の気持ち、受け止めてあげる?」

「・・・・・・・・・。」
突然の話題に、無言のヒロキだったが
「想像にお任せするよ」
と言い、ナツメから離れた
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