シロップ×シロップ  【完結】
「君が日高奈美くんか。私は担任の七井と言う、よろしくな」

職員室

見た感じ、まだ中年なんだろうけど、初老の雰囲気を漂わせた男が言った

「じゃ、先生。ボクは教室に行ってますから」
そう言うと、ユイはあたしに軽く手をあげ、職員室を出ていった


七井が煙草の煙に目を細め
「結井に・・・ここまで案内してもらったのかね?」
と訪ねてきた

「あ、はい」

「・・・・・・なるほど」
なぜか、七井がため息をついた

「???」

「なにか・・・学校生活で悩みが出来たら、いつでも相談にのるからな」

「・・・・・・・・・。」

七井の言葉の意味がわからず、あたしはあいまいに、笑みを浮かべるしかなかった
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