シロップ×シロップ 【完結】
「ユーシンには内緒にしろ?」
早朝
弐社は友里からの電話を、駅のホームで受けていた
渋谷での件があった翌日。
構内は込み合っていた
『お願いッ!今ユーシンと関わりたくないのッ!』
「・・・・・・・・・。」
友里がこんな風に言うのは初めての事だ
(沖縄で何かあったな?)
弐社は眉をピクリとあげた
行く前はユーシンと旅行だと、あんなに大喜びしてたクセに・・・。
「いいぜ、わかったよ。その代わり聞きたい事が・・・」
『なんでも聞いて!』
「ユーシンの奥さんと友達みたいだけど、いったいどうなってんだ?」
『・・・は?』
― 電話で話す弐社の少し後ろに、二つの人影があった
早朝
弐社は友里からの電話を、駅のホームで受けていた
渋谷での件があった翌日。
構内は込み合っていた
『お願いッ!今ユーシンと関わりたくないのッ!』
「・・・・・・・・・。」
友里がこんな風に言うのは初めての事だ
(沖縄で何かあったな?)
弐社は眉をピクリとあげた
行く前はユーシンと旅行だと、あんなに大喜びしてたクセに・・・。
「いいぜ、わかったよ。その代わり聞きたい事が・・・」
『なんでも聞いて!』
「ユーシンの奥さんと友達みたいだけど、いったいどうなってんだ?」
『・・・は?』
― 電話で話す弐社の少し後ろに、二つの人影があった