シロップ×シロップ  【完結】
「あいつ?ブラックマウジーの弐社って」

「はいッ!参謀とか言われてて、かなり有名な奴っス!」

「へぇ〜」
坊主頭を銀髪に染め、耳に大きなピアスをした男が
「すごいなぁ〜」
と感心した様につぶやいた

横に立つサングラスの男が、媚びる様に
「白矢さん程じゃないスよ。どこでヤッちゃいます?」
とたずねる

白矢と呼ばれた男はゆったりと微笑むと、足を一歩進めた

「・・・・・・・・・えッ!?」
ひきつるサングラスの男を放置し、弐社の背後に立つ


― 校内放送が告げた
[まもなく、次の電車が・・・]

弐社の目の前は線路だった

白矢が、片手を弐社の背中辺りまであげる・・・
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