シロップ×シロップ  【完結】
(ムーンシャイナーの、ビャクヤ・・・)

弐社の電話が突然切れる前に聞こえた言葉が、友里の頭の中を駆け巡っていた

(まさか弐社がやられるとは思えないけど・・・)
友里は10分ほど経過した後、電話をかけ直してみた

もし喧嘩になっていたとしても、終わっている頃だろう


プルル・・・プルル・・・


三回目の呼び出し音が鳴る前に、相手が電話に出た

「もしもし、弐社・・・」

『この携帯の持ち主の、お知り合いですか?』

聞こえてきたのは弐社とは別の、低い男性の声だった

友里は一瞬いやな予感がした
< 721 / 1,191 >

この作品をシェア

pagetop