シロップ×シロップ  【完結】
「す、すみません・・・姉キの知り合いがそんな事を」
マサミチは青ざめた顔で、コンクリートの床に正座していた

「まぁ、起きちゃった事は仕方ないよ」
正面のイスに座り、微笑むビャクヤ

その両脇には、顔をパンパンに腫らしたヒゲ面の男と歯欠け男が立っていた


― ここはムーンシャイナーが根城にしている倉庫跡

広い空間に話し声が反響している


「それに、マサミチ君が悪い訳じゃない。それはこの2人もわかってるよ。・・・ね?」
ビャクヤが見つめると、ヒゲと歯欠けが緊張気味にうなずく

その様子に、青ざめた表情が軽く和らぐマサミチ
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