シロップ×シロップ  【完結】
「ただね・・・」
ビャクヤが続けた
「弐社って彼は発見できたんだけど、もう1人が誰かわからないんだ」
指を組みながら
「やっぱり、ケジメはつけないと・・・ね?」
マサミチを見下ろす

「えっと・・・?」
相手の言いたい事がわからず、うろたえるマサミチ

その様子を見ながら、ビャクヤはクスリと笑った
「お姉さんに聞けばわかるよね。・・・会わせてよ」

「ッ!!!」
マサミチの顔がゆがむ
(まさか・・・)

ある疑問が頭に浮かんだ


― なぜビャクヤは、弐社にもう1人の事を聞かなかったのか?

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