シロップ×シロップ  【完結】
奈美は口ごもった後
「あのさ・・・弐社くんがかなわなかったでしょ?・・・・・・ユーシン呼ぼうか?」


― 奈美は冷静になった後、友里に言う前に、ユーシンに事情を話してしまった事を後悔していた

友里はなるべく、ユーシンに会いたくないだろうし


「・・・呼んでも意味ないよ。今の時間からじゃ、東京に来れないし」

「・・・・・・あ」

友里が窓の外を見た
「今夜中にカタをつけないと、2人が危ない」

「・・・そ、そうだよね」
奈美は拉致されそうになった時の事を思い出した

あのヒゲ男と歯欠け男の顔を

(・・・・・・無事でいてね)
祈るように、両手を握りしめた
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