シロップ×シロップ  【完結】
「実は、知らせなくちゃならない事があって」

「え?」

「あのビャクヤって人・・・どこか別のチームの幹部の1人だって、自分で言ってたんです」

「・・・・・・は?」

みんなが美優に注目する

「あの人、この辺りの偵察のために来たらしいんです」

「偵察??」
友里が聞き返す

「うん・・・本当に所属してるチームの、トップの人に命令されたって」

「どういう事?」

― あいつより強い奴がいる

そういう事になってしまう

美優はためらった後
「そのチームが、東京制圧するためだって」


ユーシンが、倉庫の入り口に向かい歩き出した
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