シロップ×シロップ  【完結】
〔次のニュースです〕

テレビ画面に、夕方のニュース番組の、キャスターが映っていた


「レトロっぽいかな?」
ユイが心配そうに聞く
「最高♪」
店内は、昭和の雰囲気が漂い、客は、大人ばかりだった

「奈美って、こういう所が好きなんだ」

「今はね♪」

なんだか、不思議そうな顔をするユイを見て
「ユイって、部活は、やってないの?」

「バイトがあるからね」

「もったいないなぁ〜。あんなに、運動神経抜群なのに」

ユイは、少し照れた様にはにかむと
「大学、自分で貯めたお金で行きたいんだ」
と、言った
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