シロップ×シロップ  【完結】
「素晴らしいッ!キミこそ最高の私立探偵だッ!!」
伯爵は大きな身振りでヒロキに言った


豪華な調度品が飾られている応接間

ソファーに足を組んで座るヒロキを、屋敷の主人である伯爵と、ヒロキが助け出したその1人娘
そして執事が感謝の表情で見つめていた

ビジネスバックにノート型パソコン・・・
どこか一流企業のビジネスマンといった印象を相手に与えるヒロキ

「娘が誘拐された時はもう・・・ワシは死んでしまおうかと!」

「本当にありがとうございました」
娘が頭を下げる

「たまたま、新聞で[迷宮入り]と書かれてるのを拝見したので・・・協力出来てよかった」
ヒロキは立ち上がると
「では、お約束の1割を」

「おお!そうであった」
伯爵が執事を見てうなずいた
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