シロップ×シロップ  【完結】
金額を見て、社長は驚いた様子だった

― 沈黙が室内を包む

「・・・わかりました。確かに2件、承りました」
深々と頭を下げる

ヒロキが手を差し出すと、社長は笑顔で握手を返した






「これで学校にも行けるし、お母さんも病院に連れていってやれるな」
会社の玄関をくぐりながらヒロキが言った

「・・・名誉顧問て何ですか?」
不思議そうな顔の彼女に
「何もしなくても、お金をもらえる仕事さ♪」
頭をなでながら答えた




〜♪〜〜♪♪

別れ際、少女に手を振っていると携帯が鳴った
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