シロップ×シロップ  【完結】
車が城の門に着き、青年は窓から腕を伸ばすと、カードキーを機械に差し込んだ

ガチャン!と音がし、大きな門がゆっくり開き始める

「自己紹介をしてませんデシタネ」
青年は奈美を見て
「この城の城主で、マキシム.ベルモンと言います」
と微笑んだ



城内に入ると、騎士のヨロイや大きな鹿の剥製など、高価な品々がいたる所に飾られており、本当に中世にタイムスリップした様な錯覚にとらわれた

「こ、こりゃ〜、結婚に持ち込まない手はないわね」
咲子がゴクリとした

「す、すごすぎる・・・」
奈美を含め、美優や友里も驚きを通り越して動けずにいた
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