シロップ×シロップ  【完結】
念のため、リオと奈美の携帯に電話をかけてみた

やはりどちらも繋がらない

クルリときびすを返すと、ヒロキはそのまま自分の車へと向かった




「ここ圏外だよ」
奈美がリオの部屋に入ると言った

― 案内された部屋は広く、豪華な物がたくさん飾られていたので、リオが壊さないか心配でやってきたのだ

「ヒロキどうしたんだろうね?」

「知らなぁい」
リオは、ふかふかベッドの上で飛び跳ねて遊んでいる

「リ〜オっ!人の家のなんだからダメ!」
奈美がニラむ

コンコン、とドアをノックする音がして、友里が顔を出した
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