シロップ×シロップ  【完結】
「やっぱりここだったんだ。奈美の部屋、誰もいなかったから」

「リオが何か壊さないか心配で」
飛び跳ねてるリオを押さえつける奈美

「あはは」
友里は笑いながら室内に入ってくると、少し真顔になった
「あのさ・・・」

「ん?」

彼女は少しためらった後
「さっき車の中でリオくんが言ってた・・・」


― コンコン

ノックの音に、肩をビクンと震わせる友里

「お食事の用意が出来ております」
閉まった扉の向こうから、執事の声が聞こえた

「ごはんだって〜♪」
リオが嬉しそうに通訳した
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