シロップ×シロップ  【完結】
(あとは、あの橋を一気に駆け抜けるッ!)
階段を下り切り、友里は数メートル先の扉を見た

外へ出るための扉・・・

― なぜか、影が映し出されていた

それが自分の物だとわかるのに、1秒もかからなかった

友里が振り返る

ローソクを手にした執事が、自分を見つめていた・・・。






(なんだこの城は?)
月明かりの元、ヒロキは城壁の上に立ちつくしていた

青白く光る巨大な城

その美しい景観とは裏腹に、いたる所にセンサー、トラップが張り巡らされているのがわかった

(侵入者の存在を許さない・・・要塞)
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