シロップ×シロップ  【完結】
爆炎が、辺りを昼間の様に照らし出している

ジェルボアと一味の男達は、離れにある物置小屋の扉を開けた

屋内に入り、地面にある取っ手に手をかけ、鍵を開ける

― 中にいた美優、友里、執事の3人が、眩しそうにこちらを見上げていた

「なんだよ!お前らはッ!!」
友里が怒鳴る

執事に捕まり、監禁されていた上品な部屋から、いきなり光りもない地下室に閉じこめられたのだ

「いったいどういう・・・」

「執事は殺せ。だが女2人は高く売れそうだ。傷つけるなよ」
ジェルボアが冷酷な笑みで男たちに言った
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