シロップ×シロップ  【完結】
「ふ〜ん」
ヒロキは、煙をゆっくりと吐き出した
「よそよそしいのは、学校でだけだろ?」

「・・・まぁ」

「一緒に住んでる事が、バレるのを恐れた・・・とか」

「あっ・・・」
ユイがハッとした表情になる

(ま、それだけじゃないだろうけどな)
ヒロキは二本目の煙草に火を点け
「その辺を踏まえて、これから仲良くなれれば・・・最高じゃない?」

ユイが嬉しそうな顔をした

「だね♪教えてくれてありがとう!」

ガラス戸を開けると、ユイは室内に入っていった

奈美とユーシンが、テレビのリモコンを取り合っている
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