シロップ×シロップ  【完結】
「じゃ、ワシは出掛けるから。店の方は頼んだよ」
ユイに笑顔を向けたあと、老人は彫刻がほどこされた扉を開き、外へと出た


― 目の前の商店街は、まるで原宿の竹下通りの様に、人(女)であふれ返っていた


「骨董屋からジジィが出てきました!ドーゾッ!」
喫茶店の窓から様子をうかがっていたガングロギャルが、携帯に向かって言った

『ラジャー!女が店に入ったら、我々も押し入る!引き続き監視を頼むッ!』

店内は、向かいの骨董品店を見つめる女子で埋め尽くされていた・・・。

 
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