永遠(とわ)に果てぬ愛
パーティーの内容を言って、同伴をお願いしたら、怪訝そうな表情で言われた。
「婚約者なんだから、当然。
ただ、隣にいるだけでいいから」
「そうは言われても……」
それでも和奏は、困った様な表情をする。
だけど、少しずつ表情が変わってきた。
もう少し押せばいける感じだ。
「別に、何もしなくていいし。
拓海は行くって言っているよ」
「えっ?」
和奏より先に、拓海が知っていた。
と、言うのも、理央がパーティーがあると知ってすぐに拓海に話していた。
オレのことだから、どうせ2人も呼ぶだろうと思って先に言ったらしい。
さすが、オレの弟だ。