永遠(とわ)に果てぬ愛



「行くって、パーティーに行くような服持ってないよ?」


「そんなのオレが買うし、気にすることじゃない」



そうきっぱり言ったら、嫌な顔をされた。



「それって、親の金?そんなのいらない」



きっぱり言い返された。

こういうところは、昔から変わっていない。



「オレの金で買うから、心配いらない。
それに、もう用意してある」


「えっ!?そんな……勝手なことを」



頭をかきながら、呆れたように言う。



「まぁ、諦めるんだな。
拓海が行く気満々なのに、和奏が行かない訳にはいかないだろう?」


「それは、そうだけど……」




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