永遠(とわ)に果てぬ愛



和奏のドレスを持って、母さんが和奏の部屋に入ってきた。

母さんの後ろには、着替えを終えた拓海も一緒にいた。



「拓海!?
あんた、なんて格好しているの?」



タキシード姿の拓海を見て、和奏が驚いている。



「え、だって、パーティーに行くからって、おばさんに着せてもらったんだよ」


「え?ちょっと、パーティーって今日なの!?」



和奏は、なぜかそんなところで驚いている。

それを見て、母さんが呆れたように言う。



「怜央、パーティーの日時すら言っていないの?」


「言ったけど。
最初、行かないって言っていたから、詳しいとこは聞いていないんじゃない?」




< 110 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop