永遠(とわ)に果てぬ愛



そう言って和奏見ると、なんだか納得したような表情をしている。



「そう言われてみれば、日時とか聞いていない。
聞かなくていいと思っていたから」



ごめん、と手を合わせられた。


気が強いけど、こういう時は素直に謝る。

本当に、昔から変わっていない。



「あ、そんなことでもめている場合じゃないわ。早く準備しないと、遅れちゃうわ。
はい、男は出て行って」



話しがなかなか途切れず、時間だけが過ぎてしまい、遅刻しそうになっている。

急いで母さんに部屋を追い出された。

そういえば、オレだってまだ着替えていない。

オレも自分の部屋に戻り、着替えた。




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