永遠(とわ)に果てぬ愛
理央と拓海は、2人で歩き回っている。
たいして話しかける人もいないだろうから、2人でいても大丈夫だろう。
そんな中、何も関係がないのにこの場にいることが不安になったらしい。
「言っただろ?隣にいればいいって」
「そうだけど……」
あきらかに、挙動不審になっている。
周りをキョロキョロ、落ち着きがない。
「大丈夫だよ、和奏ちゃん可愛いから」
直輝がそんなことを言った。
オレは、思いっきり睨みつけた。
お前が可愛いとか言うなよ。
「そういう問題じゃないと思うんだけど」
和奏も呆れたように言っている。