永遠(とわ)に果てぬ愛
*和奏side
訳も分からず、怜央にパーティーに連れてこられた。
そこには当たり前なのか、八塚くんもいた。
さすがに莉奈はいなかったけど。
八塚くんも、もちろん怜央も、見慣れない格好だから、なんだか直視出来ない。
私だって、ドレス姿なんて恥ずかしいんだ。
隣にいろと言われたけど恥ずかしくて嫌で、離れたかった。
だけど、他に知り合いもいなく、怜央の両親は他の人たちと難しそうな話しをしている。
どこにも行き場がなくて、結局怜央の隣にいるしかなかった。
「ねぇ、本当に私がこんなとこにいていいの?」
それでも不安になり、怜央に聞く。
でも怜央は、私と逆で笑顔で返す。
「言っただろ?
隣にいればいいって」