永遠(とわ)に果てぬ愛



怜央の言っている意味が分からなくて聞き返す。



「え?ココ」



にっこり笑って、視線を下に移す。

私もそのあとを追うように、視線を移す。

その視線の先には、いつの間にかはぎ取られていた布団があった。


ぐったりしていたら、感覚も失ってしまったのだろうか。

はぎ取られていたのは、布団だけではなかった。

上半身だけパジャマが捲り上げられ、胸があらわになっていたのだ。



「ちょ、ちょっと、何やってんのよっ!」



急いでパジャマを戻した。


案外、邪魔されずにすぐに戻せた。

一体、何がしたかったのかと不思議に思う。



「今日は、これくらいにしとこうか」



そんなことを呟いてから、私の上から降りた。




< 142 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop