永遠(とわ)に果てぬ愛



そんなの聞いたら、気分悪くなる。

祖父の時みたいに。

言い合いだってしかねない。



「まぁ、注意してよ。これで終わりだとは思わないから」



莉奈の言葉に、私は力強く頷く。

私だって、そう思っているから。


そんな私と莉奈の考えは、次の日と早々に間違っていなかったことを知る。



校内では、ほとんど1人でいることはない。

望んだ訳じゃなく、怜央がベッタリしている。

だから、校内では何かをされることはないと思っていた。

あるとしたら、学校帰りだと思った。


だけど、私の考えは甘かった。



「いたっ」




< 187 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop