永遠(とわ)に果てぬ愛
そんなの聞いたら、気分悪くなる。
祖父の時みたいに。
言い合いだってしかねない。
「まぁ、注意してよ。これで終わりだとは思わないから」
莉奈の言葉に、私は力強く頷く。
私だって、そう思っているから。
そんな私と莉奈の考えは、次の日と早々に間違っていなかったことを知る。
校内では、ほとんど1人でいることはない。
望んだ訳じゃなく、怜央がベッタリしている。
だから、校内では何かをされることはないと思っていた。
あるとしたら、学校帰りだと思った。
だけど、私の考えは甘かった。
「いたっ」