永遠(とわ)に果てぬ愛
4人で歩いていたにも関わらず、なぜか私だけが何かにつまずいて転んだ。
「和奏?大丈夫?」
隣で歩いていた莉奈が私に声をかけ、手を伸ばす。
「うん、大丈夫」
膝を打ったせいで痛いけど、他は大丈夫だった。
差し出された莉奈の手に掴まろうとした瞬間、別の手に引っ張られた。
「ったく、何やってんだよ」
呆れたように言う怜央に、引っ張られたみたいだ。
「だって、何かにつまずいたんだって」
そう言って、後ろを振り返った瞬間、女の子2人が私に寄ってきた。
「大丈夫?ごめんね、あたしの足が引っかかったみたいで」
「本当にごめん。この子が足を伸ばしていたせいで」