永遠(とわ)に果てぬ愛
幸せな時間もあったけど、ショックを受けることもあった。
それでも、幸せの方が大きいかな。
高2になってクラス離れた時から、こうやって話すことも少なくなったし。
いろんな意味を込めて、お礼を言った。
「和奏?」
越智くんが口を開こうとした時、別の方から声がした。
声がする方に顔を向けると、少し不機嫌そうにして怜央が立っていた。
「越智、悠真……?」
振り向いた越智くんの顔を見て、少しどころじゃなくなった不機嫌。
どことなく危ない空気が流れる。
「こんなとこで何やってんの?」
不機嫌オーラ全開で聞いてくる。
そこまでそんな態度取られる理由が分からないけど。