永遠(とわ)に果てぬ愛
『傷つけることは許さないって言ったよね?』
低い声で耳元で言われると、寒気すら感じてしまう。
「オレが傷つける訳じゃねぇけど、悪い。だから、深町にいてもらいたいんだ」
『……越智くんの方は、大丈夫なの?』
「悠真は承知しているから」
『……分かったよ。協力するって言ったし。
放課後はなるべく一緒にいるようにする』
「サンキュー。頼むわ」
こんな時間に2人が一緒にいることが不思議だったけど、直接話せて手間が省けた。
オレが出来ることは、手を回した。
あとは、アレがどう出てくるか。
本人が出てくれば、悠真だけじゃない。
オレも使われるだろう。
オレは、それを望んでいるんだ。