永遠(とわ)に果てぬ愛
それに答えるように、オレはニヤリと笑う。
「まさか、そこまでする?」
「使えるモノは使わねぇと。欲しいモノは、無理してでも手に入れる」
ギュッと手に力を込める。
そんなオレを、怪訝そうに見る。
「とりあえず、今。さっきの話し聞けば、アレはオレさえも利用し始めている。今後、何が起きるか分からないから」
今日のことは、利用されているとは思わなかった。
少し認識が甘かったな。
学校内でアレが話しかけてきたら、全て疑わないといけない。
「アレは、捨て身できているね。そのうち、金が動くんじゃない?」
楽しそうに直輝が言う。
だけど、間違ってはいないと思う。
アレは、何でも金を使う。