永遠(とわ)に果てぬ愛



親の金だけど、使いたい放題している。

和奏に使っても、それには乗らないだろうな。



「お金?和奏にはきかないよ。むしろ、誰かさんみたいに一喝されるのがオチ」


「誰かさんって……。オレだって言えばいいじゃん」



そう言えば、フフフと笑う深町。

その隣で、直輝がオレを睨みつけていた。




深町に、今後何が起きるか分からないとは言った。

だけど、まさか次の日から積極的に来るとは思わなかった。

表向きは、悠真と付き合っているはずなのに、なぜかオレにベッタリしている。

和奏といない放課後を利用して、オレにくっついている。

仕事場にまでついて来ている。

もちろん、オレがそれを許可した訳じゃない。

何言っても自分のいいように捉えてついて来る。




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