永遠(とわ)に果てぬ愛



「いえ、私は頼まれただけですから」



それでも、彼の存在はありがたかった。

そうじゃないと、何もかもが噛み合わなかっただろう。

仕事でもその他でも。


オレ1人では、何も出来ない。

まだ勉強中の身だから、会社一つも動かせない。

だけど、将来のためにもするべきことをやる。

こうやっていろんな人に協力してもらって。


それがもうすぐ実を結ぶ。

アレと離れるのも、時間の問題なんだ。



「何でよっ。あたしは、怜央の妻よ?入っていいじゃない」


「未来であって、現在ではありません。よって、部外者に違いはありません」



仕事が終わって帰ろうとすると、アレがSPと言い合っている。


誰が妻だ。

頼まれても無理。




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