永遠(とわ)に果てぬ愛
「和奏っ。何でこんな時間に外出てんだ?」
アレをほっといて、和奏に近づいた。
「あ、ちょっと足りなくなったから買い物に行っていたの」
和奏は、アレをチラチラ見ながら話す。
和奏の手には、スーパーの袋があった。
「オレに連絡くれれば行ったのに」
そう言って、和奏の手からスーパーの袋を抜き取る。
「あなた、お手伝いさんしているの?」
幸せな空気をぶち壊す、嫌味が聞こえる。
「じゃあ、あたしたちが結婚してもお手伝いさんしてもらおうかなぁ」
表向きは悠真と付き合っているはずなのに、もうバラしてしまっている。