永遠(とわ)に果てぬ愛
そう言って、その辺のとこを詳しく教えてくれた。
全て話してくれたあと、またにやりと笑う。
「そんな状態だけど、どうする?」
その言葉にオレも、同じようににやりと笑う。
そして次の日、彼女は学校へ来た。
明るく笑ってはいるけど、両親が亡くなったせいか、ふと沈む時がある。
それに、考え込んでいる。
住むところについてだろうか。
その様子を見る限り、そうとう悩んでいるみたいだ。
その姿を見て、にやりと笑う。
もう、我慢はしない。
欲しいモノは、手に入れる。
そう決めたから。
「父さん、話しがあるんだ」
家に帰ったオレは、ある会社の社長室へ行った。