永遠(とわ)に果てぬ愛
だけどまさか、自分の命まで後回しにするなんて。
どれだけお母さんを愛しているかが、痛いほど分かった。
「あとどのくらい、保ちますか……?」
こんなこと、聞きたくなかった。
だけど、先生の話しぶりからすると、そういうことだと思う。
「おそらく……1ヶ月。
もって、2ヶ月だと思います」
「えっ!?1ヶ月、ですか?」
私は、拓海と顔を見合わせた。
もう少し、せめて3ヶ月とかかと思っていた。
私はまだ、高校3年生。
拓海なんて、中学1年生だ。
この先のことを考えると、どうしていいのか分からなくなる。
お母さんは今、入院中。
退院したところで、無理なんて出来なかった。