永遠(とわ)に果てぬ愛
「ここまでしても、気づかないの?それとも、気づかないふりでもしてる?」
俺が覗き込むようにして聞いても、もう顔が赤くなることはない。
「僕のキスを拒んだのが答えでしょ?」
自分で言って、ダメージを受けてしまう。
だけど、もう止めることは出来ないから。
俺は、推し進めるよ。
なかなか一筋縄ではいかないけど。
「はっきり言ってあげるよ。
水城、もう僕のこと好きじゃないよね?」
その言葉で、驚いたように俺を見る。
自分の気持ち、バレているとは思わなかったんだ。
だけど、今はそれどころじゃない。
「気持ちがバレているとかはおいといて。
好きだったら、キスを拒んだりしないよね?」