永遠(とわ)に果てぬ愛



「ここまでしても、気づかないの?それとも、気づかないふりでもしてる?」



俺が覗き込むようにして聞いても、もう顔が赤くなることはない。



「僕のキスを拒んだのが答えでしょ?」



自分で言って、ダメージを受けてしまう。

だけど、もう止めることは出来ないから。

俺は、推し進めるよ。

なかなか一筋縄ではいかないけど。



「はっきり言ってあげるよ。
水城、もう僕のこと好きじゃないよね?」



その言葉で、驚いたように俺を見る。

自分の気持ち、バレているとは思わなかったんだ。

だけど、今はそれどころじゃない。



「気持ちがバレているとかはおいといて。
好きだったら、キスを拒んだりしないよね?」




< 302 / 620 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop