永遠(とわ)に果てぬ愛



表情と一緒に、口調まで悪くなっている。

だけど、悠真も知らないとなると、どこへ行ったんだ?



それから、3日経っても和奏の居場所は分からなかった。

探し歩くにしても、限界がある。

やっぱり、当てがないと。

その心当たりを言ったのは、やっぱり弟の拓海だった。



「怜央兄、もしかしたらだけど、1つ思い当たるところがあるんだけど」



それは、夕食の時だった。

理央を含めた3人で食べている時に、ふと拓海が言った。



「どこだ?」


「隣町にあるローズクイーンホテルです」


「なぜ、隣町なんだ?」


「そこは、両親が出逢った場所でもあり、デートしていた場所でもあるみたいです。
確証はないけど、姉さんが行きたがっていた場所なんです」




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