永遠(とわ)に果てぬ愛
「おはようございます」
ホテルのレストランに来て朝食を食べ終えたあと、フロント近くで支配人に声をかけられた。
「あ、おはようございます」
「ゆっくり寝られましたか?」
「あ、はい。なんとか……」
優しい声に、なんだか安心する。
本当は、あまり眠れなかったんだけど。
それでも、心配はかけられないから私も笑顔で返す。
それから、少し話しをして部屋に戻る。
そして、携帯の電源を入れて学校に電話をする。
その時にメールを確認すると、たくさんあった。
莉奈と拓海、そして怜央からもメールが来ていた。
《どこにいる?》
《連絡が欲しい》
そんな内容のメールが何通もあった。