永遠(とわ)に果てぬ愛



レストランもかなり賑わっている。

それを横目で見ながら、少し遅めの昼食を取って部屋に戻る。


休みに入った今日、来週からのことを考えないといけない。

これ以上、風邪で休めるとは思えない。

学校を辞めるのか、どうするのかを考えないと。

そして、この先どうやって生きていくのか。

考えることはたくさんあるのに、頭が働かない。


そんな時、コンコンとドアをノックする音がした。

誰だろうと思いながら、のぞき穴を覗く。

そこには、ホテルのボーイさんが立っていた。

支配人に何か言われたのかなと思いながらドアを開けた。

とたんに、勢いよく誰かが入ってくる。

それも、1人じゃない。数人だ。



「ちょっ、ちょっと……っ」



慌てて振り返って驚いた。




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